塩化アルミニウム

塩化アルミニウムとはどのような薬なのでしょうか、説明してゆきますね。

塩化アルミニウムとは、収斂作用のある多汗症の治療法の一つとして使われている薬の事で、
体の薬で、身体の多汗症が気になる部位に直接塗ることによって効果を発揮します。

この塩化アルミニウム液は、粘膜に近い部分を除いて、全身どの部位でも
使えることが大きな特徴・特色です。

脇の下や手掌の多汗症はもちろんのこと、顔や頭の多汗症にも使うことができます。
多汗症の治療を考えたとき、手術や注射などに、抵抗がある人は、塩化アルミニウム液の
使用から開始してみるのもいいかもしれませんし、入手方法としては、
塩化アルミニウムは認可のある薬局で購入することができ、
認可のない通常の薬局でも医師の処方箋があれば購入し手に入れることができるようです。

塗り薬と聞くと、消毒薬や化粧水のようなイメージをされる人もいるかと思いますが、
立派な「薬」なので、軽い気持ちで使用することはやめることが大原則です。

顔や頭部の多汗症に使用する際や、原液を塗るのに抵抗がある方にとっては、
塩化アルミニウムの原液を精製水で薄めて使用することもできますし、
例えば、わきの下の多汗症の場合は、塩化アルミニウム液をわきの下に塗りますが、
わき毛の処理などをして肌が痛んでいる場合には使用を避けることが重要なポイントです。

塩化アルミニウム液を使用、そして、多少ヒリヒリするだけならいいのですが、
湿疹のようなものができてしまったり、赤化してしまったときには直ちに使用を中止し、
医療機関にかかることをお勧めいたします。

他にも注意しなければいけない点はたくさんありますから、そのことについては、
薬局の薬剤師であったり、処方してくれる医師から
直接医療的な説明を受けるようにしましょう。